当院では今年も10月1日からインフルエンザの予防接種をスタートしています。
ホームページやお電話でお問い合わせをいただいておりますが、12月20日現在、まだワクチンはありますので希望される方はご来院ください。
今回はインフルエンザとコロナの予防接種について、お問い合わせやご心配の多い内容をご紹介したいと思います。
患者様の受診状況とワクチンの接種状況
発熱や咳で受診する患者さまの状況
現在、発熱や咳、倦怠感といった症状を訴える患者様が増加しています。
インフルエンザやコロナだけでなく、マイコプラズマ肺炎などの感染症も同時に流行しているため、原因を特定することが重要です。
当クリニックでは発熱のある患者様専用の診察室を設置し、症状に応じた迅速な診断を行っています。
患者様の中には、「どちらのウイルスかわからない」と不安を抱えて来院される方も多いですが、インフルエンザとコロナを同時に検査できる体制を整えていますので、安心してご相談ください。
ワクチンの接種状況
インフルエンザワクチンは毎年秋から冬にかけて多くの方が接種しており、今年も例年と同じくらいの方が接種されています。
一方でコロナワクチンは自費負担となったこともあり、全ての方が積極的に接種しているという状況ではありません。
ただどちらのワクチンも重症化や入院を防ぐ効果が科学的に証明されていますので、高齢者やリスクのある方を中心に、当院では状況に応じて接種をお勧めしています。
ワクチンの効果とお勧めする理由
インフルエンザワクチン
毎年流行する型を予測して作られています。感染そのものを完全に防ぐわけではありませんが、重症化や合併症のリスクを大幅に下げる効果があります。
また、インフルエンザは一度かかっても同じシーズン中に異なる型(かた)に感染することがあります。
ワクチンは4種類の型に対応していますので、重症化に加え、二度目、三度目の感染に備えて接種しておくことをお勧めします。
コロナワクチン
現在主に使用されているオミクロン株対応型ワクチンが、重症化や長期的な後遺症を防ぐために効果的とされています。
特に免疫力が低下している方や高齢者には接種が推奨されています。
どちらのワクチンも予防効果が期待されるだけでなく、流行を抑えることで医療機関の負担を軽減する重要な役割を果たしますので、健康な方もご検討いただければと思います。
同時接種の安全性について
インフルエンザとコロナのワクチンは、同時に接種しても副反応のリスクはほとんど変わらないという調査結果が出ています。
忙しい方や接種スケジュールを効率よく進めたい方はぜひご相談ください。
当院での診察、検査、治療について
当クリニックでは、以下の流れで診察・検査・治療を行っています。
1. 受付と問診:症状や経過について詳しくお伺いします。
2. 検査:インフルエンザとコロナを同時に検査する診断キットを使用します。
3. 診断と治療方針の決定:検査結果に基づき、適切な治療法をご提案します。
4. 治療とフォローアップ:必要に応じて薬の処方や再診の手配を行います。
当院で使用している薬について
当院での治療には、下記の薬を使用しています。
インフルエンザ:ゾフルーザー、タミフル、イナビル
新型コロナウィルス:ゾコーバなど
インフルエンザと新型コロナウィルスはウイルス性疾患であるため、抗生物質は全く効果がありません。
そのため、正しく診断して治療することが重要になります。
当院での検査における検体採取は医師と看護師で分担しており、正確性を損なわず迅速な検査を行っています。
家で検査していても、医院で再検査した方がいい理由
最近では市販の検査キットを使ってご自宅で検査を行う方も増えていますが、セルフ検査は便利な一方で、誤判定や取り扱いミスが原因で正確な結果が得られない場合もあります。
当クリニックでは医療用の高精度な検査キットを使用し、検体の採取も医師が行うため、信頼性の高い結果をご提供しています。
検査結果に基づいた医師の適切な診断と治療を受けられる点も、医院での再検査をお勧めする理由の一つです。
💉💉💉💉💉💉💉💉💉💉
インフルエンザやコロナの予防接種は、自分自身だけでなく、ご家族や周囲の人々を守るための有効な手段です。
当クリニックでは同時接種や迅速な診断体制を整え、皆さまの健康を全力でサポートしておりますので、安心してご利用いただけます。
発熱や咳などの症状で不安を感じた際は、ぜひお早めにご相談ください。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ひらまつ内科クリニックは岡山市北区で
呼吸器内科の診療を行っています。
頼れる地域の「かかりつけ医」として、
「困った時の気軽な相談窓口」として、
皆さまの健康に貢献してまいります。