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6月からの新型コロナ対策—予防と治療、退院までを解説

お役立ち情報20/06/10

非常事態宣言が解除され、岡山市内でも少しずつ人が増えてきました。

県内での感染者はしばらく報告されていませんが、まだまだ油断はできません。

予防を徹底しながら、感染した場合の知識も身につけておきましょう。

症状が出た日が感染のピーク?

新型コロナの感染が拡大している理由のひとつに、「症状がなくても感染する」という特徴があります。

風邪やインフルエンザなら熱や咳が出たあと、人にうつす可能性が出てきますが、新型コロナの場合は症状が出る2日前から症状が出るまでが、感染のピークであると言われていました。

6月10日現在は、感染のピークは熱や咳、息苦しさなどの症状が出る発症当日の可能性が高いとの報告がなされています。

感染しているからといって、必ずしも他の人にうつしてしまうわけではありませんが、知らないうちにうつしてしまう病気であることは確かです。

マスクには菌を吸い込むことを防ぐ効果は低いと言われていますが、人にうつすことを予防する効果は十分あります。

不織布(紙)のマスクがなくても、布のマスクで飛沫は防ぐことができます。

外出時は忘れずお出かけください。

また手洗いうがい、十分な睡眠、栄養をしっかりとることなど、体力をつけ、免疫力を上げておくことも引き続き心がけてください。

感染したら、治療や退院はどうなる?

残念ながら現在はまだ、新型コロナウイルスの治療薬は開発されていません。

感染したかもしれないと感じたら、所定の機関に連絡をして、経過を観察しながら検査を受けます。

検査の結果、陽性反応が出た場合は入院。熱を下げ、苦しさがあれば酸素を吸入するといった対処療法で治療していくことになります。

突然症状が悪化する場合があるので、病床に余裕があるときは入院して治療を受けます。

退院については、「発症から14日経過かつ症状警戒から72時間経過」との基準を厚生労働省が6月1日に定めています。(新しいことが分かり次第、この基準は変更される可能性があります。)

味覚障害や肺炎を起こしたり、心臓や全身の小さな血管などにダメージを受けたりしていることがあるので、直接的な症状が治まっていても退院できない方もおられるようです。

アビガンやエムデシビル、回復した患者さんの血清による治療など、ニュースでは数多くの治療法が報道されています。

ただ現在のところ、そういった薬は副作用の検証が十分とは言えず、投薬が必要と判断される患者さんは症状が重い方に限られるようです。

さらに一度感染しても、免疫ができるのか、できたとしたらどのくらいの期間有効なのかはわかっていません。

正しい情報を集めながら、地道な予防を続けることが大切です。

平松医院では、体調に不安のある方からのご相談をお受けしています。「いつもとちがう」と感じたら、いつでも気軽にご連絡ください。

 

 

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