年明けからコロナの感染者が増え、メディアなどでは「第10波の到来か」と言われています。
5類に分類されてからは正確な感染者数を把握することがなくなったため、はっきりとした数はわかりませんが、「前週より多い」という状態が続いていることは確かです。
そこで今回は今、改めて感染が広がっているコロナについて説明したいと思います。
自己判断は避けて、検査・治療を受けましょう
当院でも体調不良を訴えて受診し、検査を行った結果コロナ陽性と判断される患者さまが増えています。
ただ今回の流行に関して、共通する症状は特にないというのが診察を行った実感です。
のどの痛みや、体調不良を感じる前にコロナの感染者が近くにいたといった理由で受診されている患者さまが多いのですが、ほとんどの症状はコロナの患者さまだけでなく、インフルエンザや一般的な風邪とも共通しています。
医師でも検査なしで見極めることは難しいため、コロナの可能性が考えられる場合は早めに受診されることをおすすめします。
当院ではコロナとインフルエンザの検査を同時に受けられますので、事前にお問い合わせの上、体調についてお知らせください。
早い段階で陰性か陽性化を見極めることで感染拡大を防ぐことと、早い回復につなげることが可能です。
治療は症状に応じて行い、症状の緩和を目的とした薬を使用しています。
これまではコロナ専用の薬がなかったため対症療法となっていましたが、現在では内服薬や点滴などが複数流通しています。
早く熱を下げられる、後遺症が少ないといったメリットがあるため、当院でもほとんどの患者さまに服用をおすすめしています。
コロナに感染した時の、職場や学校への対応
検査の結果陽性であった場合は、発熱した日から5日間は外出せず、ご自宅で療養することをおすすめします。
ただ「5日経って熱が下がっていれば感染力はない」というわけではありませんので、10日間程度はマスクをしたり、人の多い場所に行かない、お見舞い等で病院に行かないといった感染を拡大しないための配慮が必要です。
また現在は、治癒証明を必要としない会社や学校も増えていますが、職種や環境、その時々の状況などによっては証明が求められることもあるようです。
当院では診断書で対応しておりますので、必要な方はご相談ください。
2024年3月末まで無料、ワクチン接種を済ませましょう
新型コロナワクチンは、2024年(令和6年)3月31日で全額公費による接種が終了します。
接種をご希望の方は期間内に余裕を持って受けていただくことをおすすめしています。
ワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、重症化を防ぎ、後遺症が残りにくくなる効果が確認されています。
「流行しているのはオミクロン株ではないからワクチンは効かない」と考える方もおられるようですが、現在流行しているものはオミクロンの亜種であり、ワクチンにも効果が認められています。
ぜひ前向きに接種を検討していただければと思います。
ご自身のお体やワクチン接種についてなど、心配なことや不明なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ひらまつ内科クリニックは岡山市北区で
内科・呼吸器内科の診療を行っています。
頼れる地域の「かかりつけ医」として、
「困った時の気軽な相談窓口」として、
皆さまの健康に貢献してまいります。