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湿度が高い時期は自律神経が乱れやすい?治療とセルフケアを紹介

お役立ち情報23/07/25

梅雨に入り、湿度の高い日が続いています。

めまいや頭痛、発熱、下痢といった体調不良を訴える方も多く、自律神経が乱れやすい時期であることを感じます。

ただ自律神経は目に見えず、体に現れるのは様々に異なる症状のため、どういったものか、どうすれば整えられるのかがわかりづらいもの。

そこで今回は自律神経とその整え方について、ご説明したいと思います。

自律神経の乱れは数値で表しにくい

検査をしても明らかな病名が判明せず、めまいや頭痛、発熱、下痢といった症状が続いている患者さまの場合、医師は自律神経の乱れが原因になっている可能性を考慮します。

自律神経というのは「自ら律する」という漢字が使われている通り、食べ物を食べたら腸が動きやすくなったり、運動をしたら心臓が早く動くようになったりと、その時々の状況に勝手に体が合わせていくときに作用している神経のことをいいます。

自律神経には昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。

状況に応じてどちらかが優勢になって動いているのですが、交代のタイミングが合わなかったり、両方が激しく動いている、あるいは両方がぐったりしているといったときに自律神経が乱れ、「体調不良」といった症状になって現れます。

ただやっかいなのは、自律神経の不調は数値などで測りにくいということ。

例えば実際に発熱や炎症反応があったり、健康診断のときのように、肝臓などの数値がわかって昨年と比べられるような、はっきりとした基準が自律神経にはありません。

それが「自律神経の乱れ」による症状がわかりにくい理由のひとつです。

諸症状を抑えた上で、生活の中からも自律神経を整える

自律神経の状態がわかりづらいのは医師も同じですが、治療でではまず、めまいや頭痛、発熱、下痢といった諸症状を抑える投薬などを行います。

様子を見て治療の効果が薄いと感じられたときや、症状を抑えるだけでは不十分と感じたときは、自律神経の乱れを整えるための薬を処方します。

まためまいや貧血の症状を訴える患者さまに対しては、ゆっくり立ち上がるようにする、手足が冷えるなら温めるなど、日常生活の中で気をつけられることをお伝えします。

さらにもうひとつご自身でできる対処法として、患者さまには意識して深呼吸をするようお伝えしています。

自律神経は自分の意志では動かすことができないのですが、息を吸うときは交感神経に、吐くときは副交感神経に支配されているため、自律神経は呼吸法である程度支配することができます。

深呼吸をしながら吐く時間を吸う時間より長く伸ばしていくと、副交感神経優位にすることができ、乱れた自律神経を整えるのに役立ちます。

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自律神経についてお伝えしてきましたが、近年、頭痛やめまいといった自律神経失調症の諸症状に似た状態が、「気象病」と呼ばれることがあります。

気象病については研究している医師がおり、気象の影響を受けていると考えられる症状も多く確認されているものの、まだはっきりとしたことは明らかになっていません。

ただ不調については自律神経の乱れをはじめ、様々な症状に対応しておりますので、不調を感じられる方はお気軽にご相談ください。

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