新年度が始まると、健康診断が実施されます。
ただでさえ忙しい時期に、健康診断に半日もかかるのはつらいですよね。
異常を感じていなければなおのこと、「元気だから必要ないだろう」と思ってしまいがち。
けれど健康診断は、健康だからこそ受けるべきなんです。
健康診断を受けておくと、なぜいいの?
健康診断を受けるべき理由はまず、病気を早期に発見できること。
健康診断はこれまで多くの人が受診しているため、たくさんのデータが蓄積されています。
どういった結果が出た人に深刻な病気が発見されたかなど、膨大なデータは信頼に値するもの。
特に大腸がんの便潜血検査や胃がんのバリウム検査などでは、自覚症状のない初期のガンも多く発見されています。
早期に病気が発見できれば、治療も簡単で、患者さまの身体的・経済的負担を抑えて完治させることが可能です。
「何もなかった」を確認するつもりで、毎年必ず受診してください。
健康診断で異常が発見されたら、どうしたらいい?
健康診断の結果は、「異常なし」が理想です。
けれど異常が発見されたからといって、落ちこむことや、インターネットの情報を鵜呑みにすることは危険です。
まずは医師の説明をしっかり聞きましょう。
発見された異常に対して、いつ、どういったアプローチが必要なのかが重要です。
来年の健康診断まで様子を見ていてよいのか、あるいは3~6か月程度で再検査が必要なのか。
必要なのは再検査か、それとも治療か。
”異常”と言っても、病気の種類や状態、また患者さまごとに対応はちがってきます。
信頼すべきは、健康診断の結果を見ている医師のアドバイス。
「結果だけが郵送されて、どうしていいかわからない」という方は、結果を持って内科を受診してください。検査や治療が必要であれば、医師が適切な治療や紹介をします。
バリウムがきらい、便の採取が面倒など、健康診断のわずらわしさは誰もが感じています。
けれど明日をまた元気で迎えるために。1年に1度、ご自分の身体をいたわってあげてください!
平松医院でも、健康診断後のご相談を受け付けています。