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【新型コロナワクチン】接種は何回?毎年必要?これからの予防と対策

お役立ち情報21/03/16

医療従事者への新型コロナワクチン接種が始まりました。

岡山でも感染者を受け入れている病院では、関係者への接種が進んでいます。

今のところ一般の方への接種日程は未定ですが、今後は高齢者などから順に接種が進められます。

接種は任意ですので、正しい知識を身につけて判断しましょう。

ワクチン接種は1回?2回?

現在、日本ではファイザー社のワクチンが使用されています。

今後はアストラゼネカ社とモデルナ社のワクチンが使用される予定となっており、その後は別の会社や国産のワクチンが導入される可能性もあります。

接種回数などは刻々と変化していくと考えられますが、今、ワクチンを供給しているファイザー社は「2回接種」を原則としています。

「ワクチンの数が不足しているため、1回に減らすのではないか?」との議論も耳にしますが、2021年3月現在、厚生労働省は「ファイザー社のワクチンでは、通常、1回目の接種から3週間後に2回目の接種を受ける」ことを勧めています。

開発が進んでいるジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンは1回接種と言われているので、今後1回の接種で済むワクチンが増える可能性はあります。

どのタイミングでどの製薬会社のワクチンを打つかによって変わってきますが、必ず医師の指示に従い、定められた回数の接種を受けるようにしましょう。

メディアの情報だけを見て「接種をやめる」という判断をすることも、「1回で十分」という自己判断をすることもおすすめしません。

接種をするかしないかの判断は、医療関係者や専門家など、正しい知識を持つ人や主治医の意見を参考に慎重に行ってください。

今後はインフルエンザワクチンのように、毎年接種することになる?

インフルエンザワクチンは「免疫がなくなるから毎年接種する」のではなく、流行するウイルスの種類がちがうため、新たな抗体を作ることを目的として毎年接種が行われています。

感染者の持つ抗体の減り方を研究している機関などによると、「新型コロナウイルスの免疫は数ヶ月から半年はもつのではないか」と言われていますが、インフルエンザのように毎年ワクチンを接種する必要があるかはまだ不明です。

新型コロナウイルスはあまり変化しないウイルスであるとも言われており、「はしか」のように一度の接種で十分であると判断される可能性は考えられます。

また2003年に流行したSARSのように、感染が抑えこまれたことでそれ以降の対策が必要なくなった例もあります。

今回の新型コロナウイルスについては、2019年末の流行開始から1年と数ヶ月で、明らかな効果が認められる薬が開発されるほど、医療は非常に進歩しています。

感染症の持つ特徴やワクチンの開発スピードはそれぞれ全くちがいますので、「絶対こうなる」という情報に惑わされず、日常的な予防を徹底してください。

今後はワクチンによる感染拡大の防止とともに、一人ひとりが手洗い・マスク・ソーシャルディスタンスを守り、感染予防を続けることでこの病気を押さえ込んでいくことが求められます。

 

 

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